1995年6月に創刊された「奄美の情熱情報誌ホライゾン」は年2回の発行を続けていましたが、2014年12月に休刊となりました。
「ホライゾン編集室」でバックナンバーを販売していましたが、かなりの号が絶版となっていました。バックナンバーの各号の目次をご覧になるとおわかりいただけると思うのですが、奄美の歴史や自然、食、音楽、いろんな事柄が詳しく掲載されていました。貴重な資料だと思います。
その「ホライゾン」が、昨日、ホライゾン編集室の「ホライゾン日記blog」に”情報誌「ホライゾン」が、電子版となって登場!”とお知らせがありました。
記事によると、4つの取扱いサイトが紹介されていますが、リンクがありませんので、それぞれ覗いてみました。(2017/12/27 16:30現在です)
- Amazon Kindle
- 創刊号から20号までを販売。
リンクは20号までを、全20冊のまとめ買いページ。各号別々の購入も可。
商品説明の注意として”※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。”。
また、続けて各号も表示されていて、説明に目次がテキストで表示されていますので、創刊号から20号までの目次をまとめてコピーできます。 - Booklive
- 創刊号へのリンク。
まとめ買いは無し。
内容説明に目次有り。 - 学研プラスebooks
- 見つからず。”奄美”で検索すると「南島雑話」があり。
- 沖縄ebooks
- 創刊号へのリンク。
- まとめ買いは無し。
内容説明に目次有りますが、1行にまとめられてます。
Amazonの商品説明の注意として書かれていることから見ると、文字データではなくて画像データとしてスキャンされただけだと思います。そのために、”文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません”とあるようです。
ですので、先にホライゾン編集室のバックナンバーのページやAmazonの販売ページから目次だけをコピーして保存しておくと、記事の検索には便利じゃないでしょうか。
奄美の郷土誌としては学研プラスebooksで表示されるように「南島雑話」があったりしますが、地元出版の出版物としては、まったく無かった状況で、電子書籍として復刻され貴重な資料がまた利用できるということも含めて嬉しくおもいます。
ただ、残念なのはスキャンした画像データだということ。Amazonの注意書きにあるように、電子書籍リーダーの画面の大きさに応じて文字の大きさなどが変わらず、大画面じゃないと読めないでしょう。
また、電子書籍の利点の一つに検索やマーカー、引用、辞書検索ができるという点にあります。ある程度のまとまった資料ですから、検索ができるとありがたいです。しかし、それができませんから、ホームページから目次をテキストとしてコピーしておいて、探しているキーワードが、どの号の目次にあるのか検索できるようにしておけますが、できれば全文検索が欲しいところです。
個人的には一度読んで、あとで調べものに使うような本はScanSnap SV600という、スキャナを使い、PDF化しています。このスキャナは書籍をページごとに切断する必要がなく、開いた状態でスキャンしてくれ、歪みもかなりの部分で補正してくれます。手動で補正もできます。さらに強力なのがPDFに対してOCR処理を行うことで、スキャンした内容から文字データをPDFに埋め込んでくれるのです。
重宝しているのが、島唄関連の書籍類。特に歌詞や唄者の名前などの検索は非常に助かります。そして、当然なんがら図鑑関係。
これから、奄美関連の書籍も電子書籍として出てくるかと思いますが、個人的に、せめて文字検索はできるようにしていただきたいと思っています。