昨日の朝、Facebookに”今日は湯湾岳へ”と書き込んだところ、屋久島のガイドさんから”カクレゴケがあるはずなので見つけてきて!”と図鑑の写真付きでコメントをいただきました。
正直、コケに関してはシダと同様に細かく見るのは避けていました。奥が深そうなんですよ。同定が難しそうで、とてもお客さん案内しながら、そんな細かいことできないなと思っていたのです。
でも、写真を見ると、なんとなく湯湾岳山頂近辺で見覚えがあります。じゃぁということでお客さんの了解を得て、湯湾岳の山頂付近を探してみると、それらしいものがありました。写真がそれです。
帰ってからFacebookにアップするとコメントいただいた屋久島のガイドさんがコケ研究家の方に確認をとってくれてカクレゴケだと判明しました。便利な世の中ですね。
実は、この写真のものを最初に見つけたのではなくて、その前にそれらしいものも見つけてはいたのです。
しかし、どうも枯れかけのように見えます。
周りの他の樹木に着生しているコケも水気が少ない感じです。
昨年の連続した台風で、かなり森はダメージを受けて乾燥するようになってしまってるんでしょうね。
ただ、これは台風という自然によるもので、人為的なものではありませんから、これまでも何度となくこういうことを繰り返して、いろんな種類の植物が衰えたり勢いをつけたりして多様の森が形成されてきたのでしょう。
今後の湯湾岳の森の変化を注意して見たいとおもいます。
検索してみるとANACさんの奄美自然観察記の過去の記事にもカクレゴケが紹介されていました。
日本レッドデータでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)となっているようです。
Facebookページのアルバムには昨日見た他の植物もご紹介しています。ご覧下さい。
さて、コケ図鑑、どうしよう。