昨日の午前のマングローブカヌーツアー、お天気は良かったのですが、かなり北風が強く吹き付けていました。
幸い、満潮は10時半頃。これならば乗り場の役勝川から北風に押されれるように下っていって、一番先端から細い水路を遡るコースがとれます。
カヌーはどこで漕いでも同じではありません。場所によって流れの差があります。特にカーブしているところでは、カーブの外側に川の流れが集中するので、内側の穏やかな場所を漕いでいました。
ところが河口近くになると流れが穏やかな場所のはずが、カヌーがなかなか進みません。ふと左の水面を見ると写真のようにあきらかに流れの境目(写真の黄色い線、潮目とある場所)が見えます。境目のあちらがわは左の川上から勢い良く川の流れが、一方、手前は海側から満ちてくる海水が、海から川上へ逆流しているのです。川の流れが強いので、あちらがわに上がっていくことができない海水がこちらに集中しているためでした。
このように左右に流れが分かれる場合もありますが、川底の地形によっては上下に分かれる(水面近くを川の流れ、川底に海水が上がる。あるいはその逆もあり)場合もあります。
単に水が穏やかに流れているだけではありません。人力で漕ぐカヌーだから体感できることでもあるので、マングローブカヌーに乗る時には是非観察してみてください。
カヌーツアー、一部ですがコースの様子。この日は北風が強いのと、満潮へ向う途中だったので、役勝川を下り、最初にメイン水路、そして住用川と合流する先、一番先端のマングローブの水路から川上の細い水路を遡るコースをとりました。潮の動きが早く、河口近くでは潮目もはっきり見えましたが、写真でわかるかな。
Posted by 観光ネットワーク奄美 on 2016年2月29日