台風8号の風雨が2日間続きましたが、今朝になってようやく落ち着きました。この時期にしては珍しい台風、しかも規模もかなり大きかったので心配でしたが、奄美大島ではさほどの被害はありませんでした。
今朝は台風の去った後の一仕事、金作原原生林への影響と原生林までの林道の状態チェックへ行ってきました。
林道および金作原原生林の様子については、ブログ「金作原原生林」こちらの記事をご覧下さい。
立ち枯れていた木が強風で折れて三叉路に横倒しになっていたのですが、その一つ、シマグワの木の倒木には写真のようにキクラゲがびっしりと生えていました。
キクラゲはクワ科の植物に生えるので、海岸線近くに多いガジュマルの木の折れた枝や木陰の湿った部分に生えていることが多く、島の人が食べる数少ない食用キノコです。
しかし、森の中に生えていてもハブの危険があるために、こうやって林道に倒木として落ちてこない限りは採ることもできませんし、ほとんどがすぐにナメクジ等に食べられてしまいます。このキクラゲも森の朽木を分解してくれる役割がありますし、他の生き物の食料になるのでしょう。