台風16号の影響で倒木や崩落によって通れなくなっていた林道ですが、奄美市農林課の方々の整備により、昨日より通常ルートが通行可能となっています。
さらにバスの通行を妨げていた倒木のアーチや倒れ掛かって危険だった木々、歩いての散策路に倒れこんでいた倒木なども整備されています。
台風で見通しがよくなった森の中、何か変わったものはないかと探していると、ありました。
タネガシマムヨウランの花茎が2本、道端にスクッと立って、1本は花が開きかけていました。写真はまだ完全には開いていませんが、明日には開ききるんじゃないでしょうか。
”ムヨウラン”は無葉蘭のことで、名前の通り、葉っぱがなく花の時期になると突然姿を見せます。多年草なので森の状態が安定しているといつも同じ場所に出てくるのですが、あまり車が入らない場所とはいえ、人が歩いているだけでも影響が出るのでしょう。数年前に確認したところは今はもう姿を見ることができなくなりました。
この場所は去年も見たような記憶があります。左下に小さな花茎があってまだまだ蕾なのでしばらくは楽しむことができそうです。