今日は午後からマングローブカヌーのご案内。ところが大潮で干潮は12時半。ということでまずは干潟へ行きました。
満潮の間に山や海から流れ着いた有機物は潮が引くと干潟の上に積ります。干潟にはたくさんのカニが住みついていて、この有機物をせっせと食べてくれます。
通常は砂についた有機物をこそぎ取るように食べながら砂団子をつくっていくので、干潟の上には大小の砂団子がたくさん転がっているのですが、なかには写真のようにミミズ腫れのような感じになっているものがあります。
これは冬場だときれいな青色をしているミナミコメツキガニが干潟の上で砂の有機物を食べるのですが、夏の時期は強い日差しを避けるために泥の中で食事をした跡だそうです。
こうやってたくさんのカニが有機物を処理し、同時に潮が満ちてきても、たくさんのカニ穴を通じて泥の中に酸素が供給され、プランクトンやバクテリア等の活動も支えてくれているようです。