25日から27日までの2泊3日の日程で十島村の中之島へ行ってきました。これは「十島村・奄美大島間観光交流人口促進事業」で、昨年度の宝島・小宝島の視察に続いて今年度の視察です。
本来は25日に中之島を見学して宿泊、翌日は諏訪之瀬島へ渡り、午後からは悪石島へ渡って宿泊の予定だったのですが、26日は猛烈な前線の通過で、奄美大島も多くの飛行機が欠航になったようですが、諏訪之瀬島・悪石島へ移動するための高速観光船「ななしま2」が出港できず、中之島に2泊となりました。
中之島は初めてでしたが、予想よりも大きく御岳は979mと湯湾岳よりも高いですし、海岸線沿いから少し内陸部にかけて、道端には大島の芭蕉群生地のような感じでいたるところにバナナがなっています。標高が100mを超えたあたりからはリュウキュウチクの群落になっていて、宿泊した宿は標高200mほどの高尾盆地というところにありましたが、切り開かれた畑にも竹の子が一杯顔を出していて油断するとどんどん侵入してくるそうです。
また、リュウキュウチクの藪がいい棲み家になるのでしょうか。アカヒゲやホトトギスがこれでもかというぐらいアチコチで鳴いていました。
いままで見たことがない風景が写真の巨大なガジュマルとビロウジュの森です。これは島の南東にあるヤルセ灯台から少し西に入ったところですが、写真のガジュマルだけではありません。周囲にはまだまだたくさんの巨木がビロウジュと競いあうように生えています。元々は集落があったらしく、小屋の跡や割れた食器などが散乱していました。いつの時代の集落だったんでしょう。
中之島の北の口之島は戦後、密貿易の最前線となった島ですが、このあたりも関連があるんでしょうか。
残念ながら諏訪之瀬島・悪石島へは渡れませんでしたが、管理人が不在で急遽キャンセルとなった天文台と歴史民俗資料館のうち、歴史民俗資料館を2日目に見れましたし、初日の晩はトビウオ漁の準備をしている前に姿を見せなかったトビウオも2日目の晩、車のヘッドライトに集まって飛ぶトビウオをたくさん見ることができました。
この他の写真はFacebookページにアップしてありますので、ご覧ください。
コメント
[…] 到着、宿の海游倶楽部でお弁当を食べた後に、早速、御岳登山へと出かけました。5月末に一度視察に行ったのですが、その時はお天気や時間の関係もあって山頂へ行けなかったのです。 […]