写真は一週間前に撮影した金作原入り口の林道沿いに咲いていたカクチョウランです。
でも、もう見ることはできません。
今日の午後、金作原ツアーへ行ってみると、株は残っていたものの見事に花が切られ、持ち去られていました。
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さらに、歩いてご案内している途中、数日前から一気に蕾が膨らんでいたので、もう咲いているかなといってみると、左の写真のようにちぎれた葉っぱが1枚落ちていて、カクチョウランが株ごと持ち去られていました。
この場所から少し先にもあったはず。
でも、そこも葉っぱだけが散乱して、蕾の膨らんだカクチョウランは根元から持っていかれてしまってました。
なんか、怒りというより悲しくなります。
カクチョウランは「鹿児島県希少野生動植物の保護に関する条例」で保護されています。罰則もあります。
でも、林道のすぐ脇に野生の蘭が咲いている森、それ全体がすごいと思いませんか?
その中の一部だけ持って行っても、本来の価値は無いと思うのですが。
あまりにがっかりしたので、途中にあった群落を見るのを忘れてましたが、金作原ツアーで通るところはかろうじて一株咲いているだけです。