昨年10月に下見に行った加計呂麻の古道。来週にはツアーで使うので、昨日、スローガイド奄美さんと、再び下見に行ってきました。
せっかくなので、加計呂麻の友人に連絡したところ、一緒に歩いてみたいというので、生間港で待ち合わせて、7名での古道散策です。
他の方の仕事の早いこと。早速ブログにレポートがアップされています。
紫微鑾駕(しびらんか)へようこそ!:豪華プライベート山歩きツアー
奄美・加計呂麻島なんでもありBLOG:諸数から生間へ旧道を歩く。
幸いお天気もよく、スローガイド奄美さんがこまめに手入れしていてくれて、道も異常なし。尾根からは諸鈍湾を見ることができました。
前回はあまり余裕がありませんでしたが、これだけの人数になると色んなものが見つかります。
お昼前に生間へ渡り、まずは渡連のブラウンシュガーさんで腹ごしらえ。木曜日は定休日なのですが、カケロマドットコムさんが連絡をしてくれて、オムライスにありつけました。トロットロの卵が美味しかった!
生間港で他の方々と待ち合わせて、スタート。
道端にはスミレやバライチゴなどの草花もたくさん。歩かないと気づかないもんです。写真はトウバナ。この時は何か思い出せませんでしたが、ガイド3名、葉の形や花の付き方からシソの仲間だろうということで意見が一致。当たりでした。
諸数集落の奥へと進むとヒカンザクラの奥にヒカゲヘゴ。南国の春の風景らしいです。
山中はサクラツツジも満開になっていましたが、あちこちで見かけたのがキイレツチトリモチ。
尾根道と進んでいくと、スローガイド奄美さんが、尾根のてっぺんに不思議な巨岩があるというので、道をそれて行ってみました。するとそこにあるのは洗面器のようなポットホールのある巨岩。
後ろの人物から大きさがわかると思います。ポットホールは通常、川底などの岩の窪みに小石などが入り、それが川の流れでゴロゴロ転がって穴をあけていく現象。でも、加計呂麻の山の中、それも尾根の一番上にこんな石があるというのも不思議です。ユタ神とかがお祈りしてたんじゃないかとおもうぐらいの佇まい。
他に目立ったのがマンリョウの木。赤いきれいな実をたくさんつけていました。
その近くにあった幼木が不思議な色をしています。表は緑というかすこし光沢があって、裏は紫色。
皆で”なんだろう”と意見を交わして、ふと、近くのマンリョウの木を見ると、新芽が同じ色しています。マンリョウの幼木だったんですね。
生間港から諸数まで徒歩で約20分。諸数から古道を通って生間港と諸鈍の中間の切り通しまでが約1時間半。の、はずが、あまりにものんびりと細かく観察していったので2時間半かかってしまいました。
諸鈍にもちょっと立ち寄ろうと道路を諸鈍側に歩いて行くと左手の山、コンクリートで固めた法面の上のほうにパパイヤの木を発見!
写真ではわかりにくのですが、40度以上の斜面です。コンクリートの法面には水抜きの塩ビ管が埋め込まれているのですが、どうやって入ったのか、ここに入ったパパイヤの種から発芽したようです。
アップしてみるとご覧の通り。
塩ビ管にぴったり。かわいそうにこれ以上は大きくなれないでしょうね。花の付き方からオスの木のようです。
このコースのご案内もできます。ツアーページからお気軽にお問い合わせ下さい。
あとはツアー当日のお天気がいいことを祈るのみ。
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