左の地図でご覧いだたくと、国道58号線の龍郷町役場の交差点から「浜千鳥館」までの「浦の橋立」といわれているところは、マングローブを埋め立てるための堤があった場所で、堤と「とおしめ公園」・「りゅうがく館」・「町中央グランド」の間には調整池があり、埋め立てられる前から残ったマングローブ植物であるメヒルギが自生しています。
ちなみに「とおしめ公園」のとおしめは潮位の干満などによる水量を調整するための池との水路です。「たぶくろの碑」の道向、信号を過ぎてすぐの左手の岩山の下に見ることができます。
この堤の内側の調整池から流れ出たメヒルギの種が浜千鳥館前、国道の海側に自生していました。
大潮の満潮時でも水没しないような大きさのものが2・3本。他には根付いたばかりで満潮時には水没した苗が周囲に生えていました。
しかし、今年の春からは龍郷町役場前から浜千鳥館の先までの国道の拡張工事が始まり、国道の海側に土砂が入り始めていました。
写真は今年5月30日の様子です。
満潮時に水没した苗は埋め立てられたりしたために赤土流出防止のフェンスで見えませんが、おそらく無くなってしまったのでしょう。
しかし、水没しない大きさのものは残っていました。
なんとか残して欲しいとおもっていたのですが、先日のお休みに北へ車を走らせていると埋め立てがかなり進み、写真の道路下はすっかり埋め立てられて、メヒルギが見当たりません。
埋められたか・・・と、がっかりしましたが、帰り道に反対方向から見ると、ちゃんと残っているようです。きちんと確認まではしていませんが、残すようにしてくれてるのでしょうか。
頑張れ!
(「浜千鳥館メヒルギ」という名称は勝手につけたものです。他の方、龍郷町の方にいっても通用しませんので。あしからず。)