カラス捕獲ゲージ

カラス捕獲ゲージ

カラス捕獲ゲージ

1年ほど前からでしょうか、金作原原生林へ向かう集落後ろの畑の脇に写真のような鉄パイプと金網で作られてゲージが設置されました。

中にはカラスが数羽入っています。よく見ると天井の中央にはカラスが羽を畳んだ状態で下に降りることができるぐらいの隙間があります。その隙間の両脇には50cmほどの針金がノレンのようにずらりとぶらさがっています。

羽を畳んだカラスが屋根からゲージの中のエサや仲間につられて下へ一旦降りてしまうと、羽を広げて天井の隙間から飛んで逃げてしまおうとしても、垂れ下がった針金に羽がひっかかって出れないという仕掛けのようです。

個人的には初めて見たのですが、農業関係の方にお聞きすると20数年前からあって、あちこちの集落の畑に設置されているそうです。しかし、一番入るのは巣立ったばかりの経験の少ない若鳥で、ベテランというか百戦錬磨の大人のカラスはなかなか入らないとのこと。それでも連日多くののカラスが入っていますから、それなりの効果はあるのでしょう。先日、沖縄からのお客さんからも沖縄本島で似たものを見たことがあるとのことでした。

この近辺はタンカンやスモモ等の果実類の栽培をしているので、カラスの被害があるんでしょう。鶏小屋でも被害があるらしく島内の養鶏場の近くにも設置されているそうです。

タイトルとURLをコピーしました