5月23日から25日に喜界島へ行った様子を数回に分けて連載します。
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途中で他の話題が入る(かも?)しれませんので、記事には”202005喜界”のタグを付けておきます。
GoogleMapのマイマップには行った場所をマッピングしてます。
宿泊したビジネスホテル喜界のオーナーMさんのご案内の続きです。
次にイワタイゲキの群落が見れる海岸がありますよと、喜界島の東南の花良治から東海岸を北上して、白水の海岸へ。残念ながら花は終わっていましたが、葉がきれいな色になっていました。
さらにもう一か所海岸へ行きましょうと海岸線を走り、志戸桶のキャンプ場への海沿いの道へ。雰囲気は奄美空港からアヤマル岬へのサイクリングロードに似ています。
すると、アサギマダラやリュウキュウアサギマダラに混じって、オオゴマダラがたくさん乱舞しています。大島では飼育されている場所以外で自然の状態でオオゴマダラを見かけるのは稀ですが、喜界島ではいたるところに乱舞していました。花良治の田芋の棚田ではモンシロチョウが多く乱舞していました。また、他の蝶は少なく、アゲハもアオスジアゲハをよく見かけましたが、他のアゲハは見ませんでした。これらはたまたまなのか、それとも何か理由があるのでしょうか。
結局、ぐるりと島を廻り、ホテルのある湾に戻って、さらに南下して、まずは荒木の海岸へ。ここはオキナワチドリの群落がありますよと紹介してくれ、次に荒木の漁村公園へミズガンピの群落がありますから行きましょうとのこと。
公園そばで、きれいな庭がありますからと案内されるとオオゴマダラが乱舞しています。食草のツル性のホウライカガミがアーチ状に仕立てられていて、そこには幼虫(あまりきれいではないので写真は無)と黄金のサナギ、そして羽化して抜け出たばかりのサナギで休んでいるオオゴマダラを間近で見ることができました。 (6/6:追記)オオゴマダラの食草であるホウライカガミは石灰岩地の植物で分布は喜界・徳之島・与論・沖縄諸島~先島。奄美大島は分布していません。ということは、当然ながら、元々、オオゴマダラは奄美大島にいないわけです。
それにしてもオオゴマダラは人を恐れないというか、逃げません。幼虫の食草であるホウライカガミはキョウチクトウの仲間、ということは毒を含んだ植物ですので、体内に毒を溜め込んでいるので、鳥等の外敵に襲われることがほとんどないので、逃げまわることなく、恐れることなく、優雅に飛ぶのでしょうね。外敵となる鳥の種類の少なさも関係するのかもしれませんが。
そして、港の岸壁傍、石灰岩に群落となっているミズガンピへ。名前は聞いたような気がするけど、どんな植物だっけ、と調べてみると、「琉球の樹木」には喜界・徳之島・沖永良部・与論と沖縄諸島~先島諸島に分布で、奄美大島は含まれていません。隆起石灰岩上に群生とあります。花は通年のようですが、白い小さな花がわずかに咲いていました。
そして、手久津久の巨大ガジュマルへ。ハブの心配が無いので、安心して藪へずかずかと入っていけます。立派なガジュマルでした。喜界島では海岸線からかなりの山中までガジュマルがありました。七島鼻や午後から行った百之台、その途中の林道もそうで、モクマオウもそうです。
結局、午前中、ずーーとMさんに案内してもらい、喜界空港売店のレンタバイクを借りるために喜界空港へ送っていただき、ちょうど12時でした。
((7)へつづく)
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