特産品
黒糖
奄美では400年ほど前からサトウキビ栽培が行われています。
サトウキビの収穫時期は12月ごろから3月まで。大きな工場でも黒糖作りは行われていますが、この時期は集落内の小さな工場でも手作りの黒糖作りが行われていて、甘い香りがただよってきます。
手作りの黒糖は、サトウキビが育った畑の違いや作業している日の天候・気温、そして工場毎のこだわりで味が微妙に違います。是非、その違いを楽しんで下さい。
黒糖を使ったお菓子も色んな種類があります。
黒糖焼酎
黒糖焼酎は奄美群島の5島に25の蔵元があり、代表銘柄(18銘柄)を含む約170銘柄があり、奄美大島には以下の10の蔵元があります。
- 奄美大島酒造(株)(代表銘柄:浜千鳥乃詩・じょうご・高倉)
- (有)山田酒造(代表銘柄:あまみ長雲)
- 町田酒造(株)(代表銘柄:里の曙・奄美の杜)
- 大島食料(株)酒造所(代表銘柄:緋寒桜・六調)
- (資)弥生焼酎醸造所(代表銘柄:弥生・まんこい)
- (有)富田酒造場(代表銘柄:龍宮・かめ仕込み・まーらん舟)
- 西平酒造(株)(代表銘柄:珊瑚・加那)
- (株)西平本家(代表銘柄:八千代・気)
- (株)奄美大島開運酒造(代表銘柄:れんと・FAU)
- (株)天海の蔵(代表銘柄:天海)
歴史
奄美では400年ほど前からサトウキビ栽培が行われ、記録ではその十数年後には薩摩藩から焼酎の貢献を命じられていたことから、既に蒸留技術があったようです。江戸時代の書物「南島雑話」にも、様々な焼酎づくりが紹介されていますが、原料となる黒糖は薩摩藩の専売で勝手には扱えないものでした。
明治には泡盛の製法が沖縄から伝えられ、太平洋戦争後の米軍統治下で泡盛の材料である米が手に入りにくく、黒糖を加えて現在の黒糖焼酎になりました。
昭和28年12月に日本に復帰する時に、これまでの実績によって黒糖を使った蒸留酒の製造は奄美群島にだけ認められました。
特徴
- 蒸留酒ですので、黒糖を原材料としながら当分はゼロです。
- 香りがやわらかく、ロックやお湯割り、水割りだけでなく、カクテルなど、いろんなバリエーションの飲み方を楽しめます。
大島紬
本場奄美大島紬は1300年の歴史と伝統を持っています。
大島紬村では生産工程の見学ができます。小売店も多く、お店の方と会話を楽しみながら反物だけでなく小物類などを手にとってみてください。良さがわかってもらえると思います。
特徴
- 紬とついてますが100%シルクです。そのため、軽くてシワになりにくく、夏涼しくて、冬温かいです。
- すべて手作業(染・織り)です。
- 先染め・後織りでつくります。(デザインを元に先に糸を染めてから織り上げます。)そのため、裏表がありません。
果物
1年を通じて、色んな果物があります。下記の果物カレンダーを参考にして下さい。