自然
奄美大島の自然を楽しむには「自然体感ツアー」をご利用下さい。下記サイトでご紹介している金作原原生林を散策するツアーを始め、奄美大島を楽しむツアーをご用意しています。
奄美大島を代表する森、金作原原生林のご紹介はサイト「金作原原生林」へどうぞ。(当社運営サイト)
特徴
- 250万年から170万年前頃に奄美大島から沖縄本島までがひとつの島として大陸から切り離され、その後、海に沈むこと無く残った島。(奄美大島と加計呂麻島・請島・与路島)
- 降水量の多さと温暖な気候で島全体が照葉樹林に覆われた島。
- 生きた化石と言われるアマミノクロウサギやオオトラツグミ、オーストンオオアカゲラ、ルリカケスといった、この島だけの固有種が動植物に多い。
- 琉球列島の最高峰である湯湾岳(694.4m)があり、山頂周辺にはその地域だけの植物がある。
- 渡り鳥も多く、奄美大島だけで340種ほどの鳥が確認されている。(日本で確認されている野鳥は550種ほど)
気候
(参考:名瀬測候所の「奄美の気候特性」) (名瀬測候所:リンク)
奄美は亜熱帯海洋性の気候で、四季を通じて温暖多湿、年平均気温は20℃を超えます。
降水量が多く、奄美市名瀬の年間降水量の3,000mm前後になります。
そのため、湿度も高く年間平均して70%前後、低くても30%を下回ることも少ないです。
以下に奄美の四季の特徴を挙げますが、奄美では一番寒いときでも雪は降りません(500mを越える高い山の一部では雪が確認される年もあります)、雪が降らないだけでなく霜もおりませんので、日本本土の感覚でいけば冬が無いといってもいいかもしれません。
- 春(2月下旬から4月上旬)
- 寒暖の差が大きい季節で、2月下旬から3月上旬は本土の 菜種梅雨のような曇りや雨の日が続きます。
杉がほとんどないこと(他にも理由があるでしょうが)から花粉症には悩まされることはありません。
3月下旬から4月になってくると毒蛇ハブの動きが活発になってきますので注意が必要です。 - 初夏(4月中旬から5月上旬)
- 天候が安定して比較的に晴れの日が続きます。
- 梅雨
- (5月中旬から6月下旬)
奄美地方の平年の梅雨入りは5月10日ごろ、 梅雨明けは6月28日ごろと、日本本土よりも1月早いです。 - 夏(7月上旬から9月上旬)
- 太平洋高気圧に覆われて、暑い晴天の日が続きます。
7月後半から直射日光が強くなってきますが、直射日光に当たらなければそれほどは暑くなく、木陰で風が抜けると涼しいぐらいです。
晴れの日でも強い日射の影響で午後にはにわか雨や雷雨が降ることがあります。
また、8月半ば頃から台風が来襲することが多くなってきます。 - 秋(9月中旬から11月下旬)
- 10月後半から11月前半まで季節風の南風のあいだはまだ暖かく、海にも入れると思います。
11月に入り、季節風が南風から北風となると、気温が急速に下降します。 - 冬(12月上旬から2月中旬)
- 小雨混じりの強い北風が吹くようになり、曇りや雨の日が多くなります。